丸山直幸 × 高橋 聡

対 談

「一歩先の未来へ」

高橋 聡

代表取締役社長
2005年入社

長野高等学校を卒業後、アメリカ•シカゴのデュボール大学に進学。総合コンサルティング会社「アクセンチュア株式会社」に入社し、通信販売大手の業績管理システムの構築、政府機関の業務基幹システムの構築などに従事する。2005年に「アスク工業株式会社」に入社し、2010年に代表取締役に就任。1977年生まれ。

丸山 直幸

経営管理室 マネージャー
2005年入社

大学を卒業後、長野市のゼネコン「株式会社守谷商会」に入社。現場代理人として、橋•道路などの建設プロジェクトに従事する。2005年に「アスク工業株式会社」に入社後は、通信販売部や広報、工業資材部などさまざまな部署を経験。現在は、全社をマネジメントする経営管理室にてマネージャーを務める。1977年生まれ。

「経営についてもよく相談するよね」
「僕はサポートしていくだけ」
「ひとりだったら、ずっと悩んでいたかも」

今回登場する社長の高橋と丸山は、長野高校の同窓生で、同じサッカー部で3年間汗を流した仲。高校卒業後も交流は続き、社会人になってからも互いの家を行き来し、仕事の悩みなどを相談し合っていたとか。その後、先にアスク工業株式会社に入社した高橋にヘッドハンティングされる形で丸山も入社。社長の右腕として活躍する一方で、現在は会社の核を担う経営管理室でもその手腕をふるっている。

100事業のビジョンを描いたきっかけは?

丸山:100事業の構築を提唱し始めたのは2010年ぐらいのことだよね。

高橋:経営の教科書には、よく「ひとつの事業を掘り下げて、他社にない独自の強みを作りなさい」なんて書かれているけど、僕がこの会社に入社した時には、半導体あり、スキーあり、スポンジあり、健康食品あり、とすでに何でもありの状態で。どの事業に注力していこうか、何年もずっと悩んでいたんだよね。結局答えが出せずにいた。

丸山:2008年のリーマンショックは転機だったんじゃない?

高橋:そうだね。リーマンショックで半導体の注文がゼロになったけど、健康食品の売り上げが伸びたおかげで営業赤字にはならずに済んで。「いろいろな事業をしていると、会社って安定するんだな」と実感したんだよね。その時すでに6、7事業を手掛けていたので、ひとつの事業を大きくすることを目指すよりも、この数を増やしていく方が、会社として安定するんじゃないかな、って。

丸山:社長に呼びだされて、「まずは10事業を目指して、将来的には100事業を目指そうと思っている」という話をされたよね。「1事業1億、100個作れば100億だ」って。社長なら何をやってもうまくできると思っていたから、自分はサポートをしていくだけだと思っていたけど。

高橋:いやいや、勇気はいるでしょう。ビジネスをするうえで、やってはいけないと言われているタブーを犯すわけだから。

もともとチャレンジングな風土の会社ではあった?

高橋:そうだね。最初は研磨剤の“商社”だったのに、お客さんからの「こんなものも作れない?」「あんなものも作れない?」という相談にのっているうちに、いつの間にか、スキーのゴムを作ったり、半導体関連の製品を作ったり、洗車機のスポンジを作る“メーカー”になっていて。気が付いたら、いろいろな事業が増えていたという経緯があるからね。僕の代になって組織体制は少し変わったけど、お客さんからの課題を「どうやったら解決できるか」を考える姿勢というのは、今も昔も変わらない。

丸山:「うちで売っているのはこれです。それ以外では知りません」というのは、アスク人にはないもんね。「どうやったら解決できるか」「うちが取り扱っていないものならば、じゃあどこだったら解決できるのか」を「そこまでやるか!」と思われるぐらいまで考える。その方がお客さんのためにもなるし、会社の成長にもつながるから。

高橋:お客さんの課題を解決するために、なにかを開発して、提供して。それがうまくいけば事業化していく――こういうことをひとつずつ積み重ねていけらたらいいかな、って。100事業も、ジャンルにこだわりはなくて、人の道を外れさえなければどんなものでも!

丸山:100事業を目指すということは、100人の経営者が必要ということだからね。これからは、若い人材をどんどん入れていきたいよね。新しいことに挑戦するためには、若くてやる気のある人に入社してほしい。

高橋:確かに。うちの会社は、離職率がゼロで、社員の平均年齢が毎年1歳ずつ上がっていくから(笑)、そろそろ新しい風を入れていきたいところ。

丸山:社内委員会の委員長やプロジェクトリーダーといった責任のあるポジションを早くから任せて、未来のリーダーを育成していきたいよね。

これからの展望として、何か考えていることは?

高橋:海外進出もそうだし、既存の事業ももっと強化していきたいかな。やりたいことはたくさんあるよ。あとは、これは仕事ではないけど、今年社内で発足した「山部」を盛り上げていきたいよね。いろいろな事業をやっている分、社員同士のつながりがどうしても薄くなってしまうから。たとえ遊びでも、同じものを目指して、同じ達成感が感じられる山登りなら、団結力やチーム力の結束強化にはなるのではないかな、と。

丸山:今年(2016年)で会社も45周年だし、記念になにか始められるといいよね。

高橋:今年は子ども向けのスノーボードチームを作りたいよね。会社がここまでやってこれたのは、ウィンタースポーツのおかげでもあるわけで。スノーボードというスポーツの魅力を伝えていくのも、業界に携わっているうちの会社の仕事だと思っているので。

丸山:いいね! みんなでウェアをそろえて格好良く滑っていたら、入りたい人がどんどん出てきて盛り上がりそう。

高橋:そうだね。仕事も、プライベートも、どちらも楽しめる会社でありたいよね。